勢
いで組んだ住宅ローンのリアルな限度額と返済計画
「家は勢いで買うもんじゃないよ」──よく言われるセリフですが、我が家はまさにその“勢い”で、東京都東村山市に建売一戸建てを購入してしまいました。
とはいえ、ノープランで突き進んだわけではありません。今回は、しっかりしたライフプランを立てなかった私たち夫婦が、それでもなんとか住宅ローンを組んで生活しているリアルな実情をご紹介します。
家探しを始める方、住宅ローンを検討している方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
我が家のプロフィールと収入状況
まずは私たちの基本情報をご紹介します。
- 夫(32歳)・妻(26歳)の2人暮らし
- 職業:夫婦ともに営業職(正社員)
- 世帯年収:約800万円(夫450万円+妻350万円)
- 居住地:東京都東村山市
- 貯金額:住宅購入当時 約100万円
見ての通り、特別裕福なわけではありません。むしろ貯金はギリギリ。家を買うには少し不安が残る状況でした。
住宅ローンの仮審査で出た「限度額」に驚愕
何となく家を見始め、住宅ローンの仮審査を出してみると、最大借入可能額はなんと5,600万円!
「えっ!?そんなに借りられるの?」というのが正直な感想。私たちはこの結果を見てテンションが上がり、「じゃあ、今の家賃と同じくらいの返済額で家を探せば大丈夫じゃない?」と、軽いノリで家探しを本格化させました。
- 当時の賃貸家賃:月13万円
- 目標ローン返済額:月13万円前後
この時点で特別なシミュレーションや家計見直しは一切していません。完全に「今払えてる額に収まればOK」理論です。
出会ってしまった「理想の建売住宅」
そんな中、ふとしたきっかけで見に行った建売住宅に心を奪われてしまいました。駅からやや距離はあるものの、広さ・間取り・陽当たりすべてが理想的。その場で申し込み、気づいたら購入の流れに…。
- 購入価格:4,990万円(建売住宅)
- 諸費用込み総額:約5,300万円
- 借入額:5,300万円(フルローン)
- ローン条件:35年返済・固定金利0.4%
- 月々の返済額:約14万円
正直、諸費用の高さに驚きました。「え、こんなにかかるの?」と焦り、さらに手付金100万円が即必要という事実を知り、ギリギリの資金繰りに苦戦しました。
住宅購入の知識が乏しかった私たちには、この初期費用の高さが最大の落とし穴でした。
妥協しなかった家選びと生活への影響
とはいえ、家そのものには非常に満足しています。予算の制限があった中でも、「住みたいと思える家を選びたい」という思いは最後まで貫きました。
私たちは「返せる範囲で、でも妥協はしたくない」と考え、ローン限度額の範囲内で自分たちの理想をできる限り形にしました。
実際、月々の返済は家賃よりも1万円程度高くなりましたが、生活水準を大きく落とすことなく暮らせています。
また、夫婦そろって営業職ということもあり、「結果を出せば収入は伸ばせる!」という希望的観測が支えになっていました。
「勢い購入」でもなんとかやれている理由
計画的に進めなかったからこそ、実際の支出や家計状況を真剣に見直す機会が増えました。住宅購入をきっかけに、節約意識や支出管理への意識が高まったのは大きなメリットかもしれません。
もちろん、いきなり数千万円の借金を背負うというプレッシャーはあります。しかし、「月々払えるかどうか」という視点で家を選んだことが、結果的に大きな安心材料になりました。
ローン審査での最大額はあくまで「借りられる金額」であって、「返せる金額」ではない――この違いをもっと早く意識すべきだったなと今は思います。
まとめ:勢いでもなんとかなる。でも、本音は「もう少し知識がほしかった」
結果的に、我が家は「勢い」で家を買いました。でも、今のところ大きな後悔はありません。 ただし、同じように家を買おうとしている方に一言アドバイスするなら…
- ローン限度額ではなく「月々の返済額」を基準に考える
- 諸費用と手付金の準備を忘れずに
- 勢いだけでなく、最低限の知識も持っておくと安心
人生最大の買い物と言われるマイホーム。計画的に進めるに越したことはありませんが、我が家のように“勢い”でスタートしても、なんとかなる例もある、ということをお伝えできれば幸いです。
今後も住宅ローン返済や生活のリアルをこのブログで発信していきたいと思います!
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