物件4990万でも借入5300万の現実。中央線を諦めた夫婦が東村山を選んだワケ

2025年5月20日火曜日

家選びの記録 東村山エリア情報

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こんにちは。都内勤務、30代共働きの「市村」です。

私たちは半年ほど前、ここ「東村山」に新築戸建てを購入しました。
物件価格はギリギリ予算内の4,990万円。しかし、諸費用などを合わせた住宅ローンの借入総額は5,300万円になりました。

「東京で家を買うなんて無理ゲー」
「中央線沿線なんて高すぎて手が出ない」

そんな現実に直面し、一度は絶望しかけた私たちが、なぜ人気の中央線を諦めて東村山を選んだのか。
そして、5300万円という重たいローンを背負ってでも手に入れたかった暮らしとは何なのか。

これから家探しをする方の参考になるよう、我が家のスペックと決断の理由を包み隠さず公開します。

まずは我が家の「リアルなスペック」公開

家探しの条件は、多くの30代夫婦と同じようなものでした。

  • 家族構成:30代夫婦(子なし、将来的には希望)
  • 世帯年収:約800万円(手取りだと月40万円前後)
  • 当初の予算:5,000万円以下(絶対死守!)
  • 希望エリア:都心への通勤1時間以内
  • 譲れない条件:土地付き戸建て、趣味部屋、BBQができる庭

正直、この条件で都内を探し始めたとき、途方に暮れました。「5000万円で買えるまともな戸建てなんて、希望エリアには存在しない」という現実に直面したからです。

「中央線」への憧れと、東村山への転換

最初は「通勤に便利だし、街もおしゃれだから」という理由で、中央線沿線(三鷹、武蔵境、小金井、国分寺あたり)で探していました。
しかし、現実は残酷です。

  • 予算内(5000万以下)だと…
    → 駅から徒歩20分以上、バス便必須、または築30年超えの中古。
  • 駅近の新築だと…
    → そもそも6000万〜7000万円オーバーで検討の土俵にすら乗らない。
  • 土地の広さ…
    → 手が届きそうな物件は、隣の家と窓が手が届きそうなほど近い「ペンシルハウス」。

「一生の買い物がこれでいいのか?」「毎日満員電車の中央線で通勤し続けられるのか?」
そう悩んで視野を広げたとき、ふと目に入ったのが「西武新宿線・東村山駅」でした。

私たちが東村山を選んだ3つの理由

結果的に、私たちは物件価格4,990万円(諸費用込みローン5,300万円)の家を東村山で購入しました。
中央線ブランドを捨ててでも、ここを選んだメリットが上回ったからです。

① 「土地の広さ」と「価格」のバランス

中央線沿線で4,990万円の新築を探すと、かなり条件が悪くなります。
しかし東村山なら、同じ価格で「南向き・角地・4LDK」が手に入りました。隣の家との間隔も広く、日当たりが確保されています。「東京でも空が広い」というのは、精神衛生上ものすごく重要でした。

② 中央線へのアクセスも悪くない

「東村山って遠くない?」と思われがちですが、実は西武国分寺線を使えば「国分寺駅」まで約10分で出られます。
そこから中央線に乗り換えれば都心へのアクセスもスムーズ。また、西武新宿線を使えば「特急レッドアロー(小江戸)」でゆったり座って通勤も可能です。

プラス400円〜500円程度の特急料金で「確実に座って帰れる」という選択肢があるのは、毎日の体力温存において最強の武器になります。
「都心まで遠い」というデメリットを、「自分の時間を確保できる」というメリットに変換できたのが大きな発見でした。

▼東村山からの詳しい通勤事情はこちら
>>【検証】東村山の電車アクセスは不便?都心通勤のリアルな実態をレビュー

③ 街の将来性と「再開発」への期待

東村山駅はいま、高架化工事(連続立体交差事業)の真っ最中です。「これから変わっていく街」であることも、背中を押してくれました。

すでに完成された吉祥寺や三鷹のような街は素敵ですが、価格もすでに天井知らず。一方、東村山はまだ伸び代があります。「資産価値が暴落することはなさそうだな」という、一種の安心感が決め手の一つになりました。

【数字で公開】5300万円ローンの返済額と生活感

さて、ここからが本題です。
いくら気に入った家でも、「5300万円」という借入額は、年収800万世帯の私たちにとって正直震える金額です。

「本当に返していけるのか?」
契約の判子を押すときは手が震えましたが、実際の家計へのインパクトは以下の通りです。

我が家の住宅ローン返済内訳

  • 借入総額:5,300万円(物件価格+諸費用フルローン)
  • 金利タイプ:変動金利
  • 返済期間:35年
  • ボーナス払い:なし(ここ重要!)
  • 月々の返済額:138,000円

いかがでしょうか。「高い!」と思いましたか? それとも「意外といける?」と思いましたか?

私たちは以前、杉並区の1LDK(40平米)に住んでいましたが、家賃は管理費込みで14.5万円でした。
つまり、「毎月の支払いは7,000円安くなり、家は4LDK+庭付きに広くなった」というのが現実です。

もちろん、ここには固定資産税や修繕積立費が含まれていません。それらを含めると、以前の家賃とほぼ同等か少しプラスになる計算です。
しかし、「自分の資産になる」ことと、「壁の薄さを気にせず生活できる快適さ」は、金額以上の価値があると実感しています。

「家賃並み」で買うためにやったこと

この月13万円台という返済額を実現し、無理なく生活できているのは、自分たちの身の丈に合ったエリアと物件を選んだからです。
もし見栄を張って都心に近いエリアで無理をしていたら、毎月の返済に追われ、生活の質は下がっていたでしょう。

家探しで一番大切なのは、不動産屋のトークに流されず、「自分たちの適正予算」と「本当に譲れない条件」を客観的に把握することでした。

「中央線を諦めた」のではなく「豊かな暮らしを選んだ」

家探しを始めた当初、「中央線沿線以外は考えられない」と思い込んでいた私たちが、東村山市民になって半年。

正直に言うと、おしゃれなカフェや雑貨屋は少ないです(笑)。駅徒歩15分なので、雨の日は少し億劫になることもあります。
それでも、休日の朝に広いリビングでコーヒーを飲み、庭で七輪を出して夕食を楽しむ今の暮らしは、あの狭い賃貸では絶対に手に入りませんでした。

「都心の一等地に、狭い家を無理して買うか」
「少し離れてでも、余裕のある広さと予算で暮らすか」

正解はありませんが、私たち夫婦にとって、東村山での購入は「妥協」ではなく、自分たちのライフスタイルに合わせた最高の「選択」だったと胸を張って言えます。

もし今、都内の家探しで「高すぎる…」と絶望している方がいたら、一度視野を少しだけ広げてみてください。
かつての私たちがそうだったように、思いがけない「理想の暮らし」が、その少し先に見つかるかもしれません。


▼これから家探しを始める方へ
「自分たちの年収でいくら借りられる?」「本当にこのエリアでいいの?」
そんな不安がある方は、不動産屋に行く前に第三者のプロに相談して、頭の中を整理することをおすすめします。

不動産屋はどうしても「物件を売ること」が仕事ですが、相談サービスなら中立的な立場でライフプランに合ったアドバイスをもらえます。我が家もここをクリアにしてから動いたので、決断がブレませんでした。

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