「郊外に家を買うなら、車は必須」
物件探しをしていた頃、不動産担当者や友人から幾度となく聞かされた言葉です。
私たち夫婦も、東村山の駅徒歩15分という立地に新築戸建てを購入する際、車の所有については最後まで議論になりました。
本音を言えば、車は欲しいです。
特に雨の週末や、ホームセンターで大きな買い物をしたい時。
近隣の住宅のガレージにミニバンが停まっているのを見ると、羨ましくないと言えば嘘になります。
しかし、我が家には「5,300万円」という巨額の住宅ローンがあります。
維持費(駐車場、税金、保険、ガソリン代など)を試算すると、年間で約50万円。
冷静にキャッシュフローを計算した結果、私たちが出した結論は「今は買えない。限界が来るまでは、徒歩と公共交通機関で乗り切る」というシビアな判断でした。
あれから1年。
実際に「車なし」で東村山での生活はどう回っているのか。
家計の責任者であり、日々の荷物運び担当でもある夫(私)の視点から、その現実的な負担と解決策について記録します。
【結論】生活は破綻しないが、「運搬」の負担は重い
結論から申し上げますと、車がなくても生活自体は回ります。
年間50万円の固定費削減は、家計にとって非常に大きなメリットです。
しかし、その「50万円の節約」の裏側には、確実な「肉体的な負担」が存在します。
特に週末の買い出しにおける「運搬」業務は、想像以上に過酷でした。
1. 徒歩8分のスーパーと「重量」の戦い
自宅から徒歩8分の場所にスーパーがあります。
手ぶらであれば快適な散歩コースですが、買い出しの帰路は状況が一変します。
週末にまとめ買いをするため、荷物はかなりの重量になります。
牛乳、キャベツ、根菜類、調味料の予備。
これらを詰め込んだエコバッグを両手に下げて歩く15分(往復)は、単なる労働です。
特に雨の日。傘をさしながら重い荷物を持ち、濡れた靴で歩いて帰る時の疲労感は、言葉にし難いものがあります。
妻に負担をかけさせるわけにはいかないため、当然私が持ちますが、指に食い込む袋の重みに「車があれば…」と頭をよぎる瞬間は一度や二度ではありません。
2. クロスバイクは「積載能力」がない
「自転車を使えば良いのでは?」と思われるかもしれません。
我が家には自転車がありますが、独身時代から乗っている「クロスバイク」です。
移動手段としては優秀ですが、カゴがないため「積載能力」は皆無です。
リュックを背負って買い物に行ったこともありますが、ネギや大根などの長物はリュックから飛び出し、卵などの割れ物は背中の振動が怖くて買えません。
結局のところ、まとまった量の買い物には自転車が使えず、徒歩での運搬を余儀なくされています。
3. 「重量物」は楽天・Amazonを倉庫代わりにする
徒歩での運搬において、最も腰に負担をかけるのが「米」と「水」です。
この2つに関しては、早々に人力での運搬を諦めました。
現在は、Amazonや楽天市場のセールやポイントアップのタイミングを狙ってまとめ買いをしています。
「玄関先まで配達員さんが運んでくれる」という事実だけで、車なし生活のハードルは劇的に下がります。
(いつも配送してくださる業者の方々には頭が上がりません)
4. 生鮮食品は「宅配」をフル活用する
米と水は通販で解決できても、肉や野菜、牛乳といった生鮮食品の問題が残ります。
これらを人力で運ぶことにも限界を感じ、ついに「宅配ネットスーパー」を導入しました。
特に最近、東村山でも使えるようになった「イトーヨーカドーの商品がすぐ届くサービス(OniGO)」は革命的でした。
- 雨の日でも濡れずに確実に食材が届く
- スーパーでの「ついで買い」がなくなり、結果的に食費が抑えられる
- 私の腰と体力が守られる
利用する前は「配送料がもったいない」と懸念していましたが、「往復30分の労働と疲労」を数百円で買えると考えれば、安い投資だと気づきました。
▼ 車なし世帯の最強の味方
スマホで注文すれば、いつものヨーカドー商品が最短70分で玄関まで届きます。
「今日は疲れて無理…」という日に使うだけで、精神的な余裕が全然違います。
初めての方は送料無料キャンペーンなどをやっていることも多いので、エリア対象内かチェックしてみてください。
「不便」を受け入れ、資産を守るという選択
正直なところ、不便さを感じることはあります。
しかし、5,300万円のローン返済が始まったばかりの今、安易に車を購入し、年間50万円の固定費を増やすことはリスクが高すぎると判断しています。
「車を持たないことで浮いた資金を、ローンの繰り上げ返済やNISA(投資)へ回す」
この方針は、単なる我慢ではなく、将来の家計を守るための戦略的な選択です。
どうしても車が必要なタイミングが来れば購入を検討しますが、それまでは「自分の足」と「便利な配送サービス」を駆使して、現実的に暮らしを回していこうと思います。
これから家を買う方へ。
車を持たないという選択は、多少の覚悟と工夫が必要ですが、経済的なメリットは確実にあります。
ご自身のライフプランと照らし合わせ、冷静に判断されることをおすすめします。
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